2012年1月20日金曜日

ペン大 第14回

思えば遠くに来たものだ。と、誰が呟いたのかは知らないが、数回の欠席があるとはいえ、14回もあったのか、と。2x14=28時間。8で割れば3.5。集中講座なら休憩挟んで4日という大層な講座だ。25分遅れで始まったが、この時期外で待つのは寒い。

今日はマイナーダイアトニックだと思っていたら、ケーデンスの追い込みが残っていた。この辺の丁寧さが今は分からないが、時間が経つと効いてくるというのがこれまでの経験上感じていること。それが終わってラストスパートでマイナーダイアトニック(ナチュラルマイナーのみ)。

当然のごとくだんだんというか日に日にというか回を追って弾ける重要性が増してきたが、スケールよりコードということで、構成音という意味でスケールの上にコードが乗っかっている(という言い方はさておき)のだが、コードのコスパ(コストパフォーマンスの略らしい)が高いと。スケールは後々役に立ってくるけど、今は損は無いけど得も無い。おれスケール12覚えたんだぜっていってド〜レミファソラシド〜、でキー換えてド〜レミファソレシド〜って弾いてみせても全然行けてないけど、ケーデンス(ツーファイブ:注)ツーファイと発音するとお前帰れ!と菊地さんという人に言われてしまうらしい)ということだった。なるほど。

実際、先生がいい感じでベースラインをそれらしく奇麗に弾いているのを実演されるので確かになるほどと思ってしまうのだが、実際のソースコードを見て方法論やデザインパターンを学ぶように、実際の曲を見て「なるほど!」と実感するほうが、多分ここまで来ると手っ取り早いと思う。つまり基礎的な定義付けは、もう今の段階まで来ると「もともとこうなってますよ」で良くて、それを体に入れていく段階に待ったなし、というところまで来てしまった感。

ということでこの先は、すでにインストールされてるはずのピアノが弾ける状態に体を持っていく必要がある。その為にはスケールの上にコードを載せて覚えたい、というか、スケールを(何度も言ってるけど)上下で弾くのはいいとして、鍵盤全体に渡って(そのスケールが)浮き上がってこないし、ドミソシ、とかレファラド、とかが全然入ってないのが良くない気がする。だからコード丸暗記は返ってストレス(トライアドでResolutionが弾けても、実際弾けた気がしない)。でもいつの間にか同主短調が3、6、7度が半音下、っていうのがC限定とはいえ見えたりして、そんな自分の記憶力の在り方が面白かったりする。

で、かみさんにスケール自慢よりコード自慢の話をしてたら気づいた(もしくは思い出した)んだけど、例えばメジャー7は全部ドミソシだ。マイナー7はハーフディミニッシュ(m7♭5)もマイナースケールのドミソシ(だけどソは♭)、ディミニッシュ(dim7)はマイナースケールのドミソラ(でソが♭)。でもラは減7度なのでドミソシでシが♭♭と覚えてもいい。

それと講義の初期の頃、マイナースケールはラと呼んで良いと聞いたつもりだったが、どうもマイナーダイアトニック(ナチュラルマイナー)を下に積んだ時、やっぱりⅠ度はドと呼んでいた気がするが、ラじゃないのかなあ。

[要出典]の付いたWikipediaを引用するのも信憑性という点で疑問だが、
階名(かいめい)は、主音に対する相対的な高さを表す言葉である。階名には一般にイタリア語を用いる。階名にあっては、調にかかわらず主音は常にDoである。ただし、短調の場合には主音をLaとすることが多い。」  − Wikipedia音名・階名表記より
とある。自分は小学生か中学生の音楽の授業でそう習った覚えたがある。どっちでもいいけど覚えるのにどっちでもってわけには行かない。

ということで、ググっていると、こちらのブログに色々移動ドについて辛辣なご意見が書かれていて興味深い。確かに先生もクラシックだと移動ドの読み方が12音振られているがペン大は7で行くということをおっしゃられていた、のだが、このブログエントリにあるように、ト短調のトをドで読んだ場合とラで読んだ場合の違いは、中々面白いと思う。この中で12音で読む読み方としてソニックアルファやコダーイシステムが紹介されているが、ソニックアルファは発音がle/reのように日本語で一般に同じ読み方をされる発音が割り当てられてしまっているという問題があるようだ。

そこでさらにコダーイシステムをググってみたが、中々コダーイの移動ドが見つからない。だがこちらのサイトにも短調をドで読むかラで読むかについては決まってないけど、平行ならラ、同主短調ならラ、統一するならより容易だと思われ日本で多いラがお勧めといった感じで書かれてる。言われてみれば、前に先生に質問した時も、平行はラ、同主はド、って言われたのかもしれない気がしてきた。

ということで、結論、どっちでもいい(決まってない)。だけどもダイアトニック環境なら同主短調の関係で積まれているので、短調でもドで読むのが正解な気がする。それと前述のこちらのサイトで「アメリカ等で使用されているMovable doを一部アレンジした方法」を提案されているが、こうしたことが学校教育レベルですら統一されていないというのが驚きだ。そうしたことを踏まえると、日本語での♯♭付きの日本語読みを定義されているのは素晴らしいと思う。残念なのは、♯や♭が付かないものが、ドレミファソラシではなく、ドレミファソラティになってるところ。シがティになっているのが残念。発音に沿っているので仕方ないのだが、慣れ親しんだシを、ソ♯に取られ、代わりにティと読むのはちょっと物悲しい。なので、ドレミファソラシをそのまま替えずに、♯♭付きに新たな読みを加えるという考えで、書き換えてみた。


こちらのサイトオリジナルから引用

#付き移動ドド#レ#ファファ#ソ#ラ#
Movable DoDoDiReRiMiFaFiSolSiLaLiTiDo
カタカナ読みディファフィティ

b付き移動ドレbミbファソbラbシb
Movable DoDoRaReMeMiFaSeSolLeLaTeTiDo
カタカナ読みファティ


ドレミファソラシをそのまま替えずに、♯付きに新たな読みを加える
(バビブベボを順に割り当てる)
#付き移動ドド#レ#ファファ#ソ#ラ#
Movable DoDoDiReRiMiFaFiSolSiLaLiTiDo
カタカナ読みファ


ドレミファソラシをそのまま替えずに、♯付きに新たな読みを加える2
(出来るだけ前の音に似た母音の濁音またはその逆)
#付き移動ドド#レ#ファファ#ソ#ラ#
Movable DoDoDiReRiMiFaFiSolSiLaLiTiDo
カタカナ読みファバ(ヴァ)


ドレミファソラシをそのまま替えずに、♭付きに新たな読みを加える
(パピプペポを順に割り当てる/♯と対にする)
b付き移動ドレbミbファソbラbシb
Movable DoDoRaReMeMiFaSeSolLeLaTeTiDo
カタカナ読みファ


ドレミファソラシをそのまま替えずに、♭付きに新たな読みを加える2
(かなり苦し紛れにmovable doに近い音)
b付き移動ドレbミbファソbラbシb
Movable DoDoRaReMeMiFaSeSolLeLaTeTiDo
カタカナ読みファ

とにかく弾けないと先に進めないが、ピアノ以外のiPad楽器で安易にコードが弾けるようにしてもいいのかということは、否定的でありながら、気にかかるところ。

2012/3/20 追記
普通に♭は「フラ」♯は「シャ」を付ければ良いような気がして来た。
「ドシャ、レシャ、ミフラ、ソフラ」な感じで。


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