2013年7月29日月曜日

Nat King Coleが聴けるということは?



 『粋な夜電波』のセットリストからYouTubeを検索して初めて観た。表情がいい。ピアノがいい。優雅な時代。それは表面的にだろうか。夢のような。

おそらくそれは、年齢のせい。十代の頃は絶対かったるくて聴かなかっただろう。実際、もしこれが今、クルマのラジオで鳴っていたとしても絶対可笑しい。おまえ気は確かか?(笑)と言うに違いない。


ところで今更気づいたのだが、Bloggerはラベルを共有できない。何故か?  共有するしないは選べるにしても(共有を拒否する理由はあまり思いつかないが)、ラベルの効果を高くすると思うのだが。

例えば他に誰かBloggerで同じラベルを付けている記事は見たいと思うと思うけど。

それと自動的に検索キーワードを気に入ったらラベルにしてしまうことも。

そう考えると、ラベルが検索上全く意味をなしていないということだろうなあ。


2013年7月17日水曜日

海外ドラマ: ザ・フォロイング

ザ・と気合い入っているが、例によってTVのシナリオらしく、穴だらけで面白くないどころか、カルトの広告のような番組。

ケビン・ベーコンが好きだから観てみたが、そしてもしかしたら何か変わるかもしれないと第二話に期待して観ようとしているが、おそらく裏切られるだろう。

世の中何かがおかしい。こんなカルトな番組がTVになるとは。ひょっとしたらプロデューサーが信者なのかもしれない。


例えばだ。
脱獄したのだから、看守が共犯だと分かる前から刑務所に出入りする人間は全員疑うべきだ。しかも実際共犯だと分かったのだから、それ以降、誰も信じないのが普通。これは鉄則だろう。そして関係者を徹底的に洗う。だからこそ刑務所で主犯教祖に面会した女性を全員呼んでいる。しかし何故か女性限定だ。そして後になってゲイを装って被害者に近づいていた隣人が信者だと分かるが、そいつらも実は刑務所に面会に行ってる事実が明るみに出る。ありえなさすぎる展開。

これだけでも酷いのに、その隣人がグルだと分かったら、いままでノーマークだった全関係者を監視し、その間、徹底的に再調査すべきだ。特に主犯教祖が捕まった後、関係を持った人間は尚更徹底する必要がある。ところが、またしても身近な人間が実は信者だという展開の繰り返し。

はっきり言って、馬鹿。

というか、おそらくネタはCSI科学捜査班(オリジナルのべガス編)のパクリだろう。それか実際にそういう事件があったか。ただ実際こういう事件があって、FBIが捜査し、こんな間抜けな捜査をしていたら、現実は小説より奇なりだ。

せめてTVシリーズではなく、映画で無難に纏めるべきだった。カルトなんだから。わざわざ映画をレンタルしたか、映画館に行った人間だけが観ればいい。最近はTVのほうが儲かるのか。いや、そうなの?

まあとにかく、例の映画はまず小説を書いてということだったので、小説を書くよ。その前にアプリだが。



2013年7月11日木曜日

Brazil

 

『未来世紀ブラジル(原題:Brazil)』を観直した。

いやあ、こんな素晴らしい映画だったのか?
全然記憶にない。

ギリアムと言えば、『12モンキーズ』を観たときのことを思い出す。

あのとき自分はブラッドピットとアンライスのファンのためのメーリングリストを購読していて、最初映画館で観た直後は、ひどい映画だと思っていて、その意見にずいぶん自信を持っていたのだが、(確か)あるときそのメーリングリストの主催者の1人の方が、テーマソングである『What a wonderful world』の歌詞の日本語訳をどこかに書いてくれて、それを読んだ瞬間、自分が180度間違っていたことに気づいたのだ。


つまり、映画の中の救いのなさに対して自分は映画として価値がないと断罪していたのだが、それこそギリアムの表現なのだ。その解釈が、釣りあげた白い長靴に白いマジックで”タイタニック号”と書いて「タイタニック号を引き上げた!」と叫んでいるのだとしても。

未来世紀ブラジルも、ストーリーにおいて、何の救いもない、アンハッピーエンドというよりさらに酷い、映画を観たビフォー/アフターで怒り以外何も生まないかのような体裁を敢えてとっているのは、それが映画だからなのだ。

自分たちは少なくとも現実の社会で生きている”前提”でいる。であれば、ハッピーエンドは、映画の中ではなく、現実の社会で得られるべきだろう? そう聞こえてくる。彼が実際何といっているかは(自分には)この際どうでもいい。

もし現実が幸せで満ちあふれていて、何の不満もなければ、現実逃避としての映画は、不幸であるべきだろう。

幸せは現実の社会の中でつかむべきなのだ。

もし世の中が映画のように不幸だと思うなら、映画の中の主人公のように、幻想の中にではなく、もっとリアルに生き生きとした実体験の中でこそ、幸せになるべきではないだろうか。

どんな人生だろうと不正解はない。だが実際、君はどう在りたいのだ?

ギリアムの映画は、それを辛辣に、そして芸術的に突きつけてくれている。


P.S. 未来世紀ブラジルという邦題について
素晴らしいタイトルだと思う。しかし一方で、原題がこのテーマ曲にギリアムの思いが重ねられていることを考えれば、『ブラジル』のほうがいいと思うというか、自分なら『ブラジル』にしたと思う。とはいえ、繰り返しになるけども"未来世紀"という歪(いびつ)さが、それはそれでメタファとも言え、そういう意味で素晴らしいと思うのだ。もしかしたらブラジルが使えない理由があったのかもしれないし。

DVDレンタル:200円(5本で1000円)
評価:500円
 

2013年7月7日日曜日

KORG monotron DELAY & mini kaosspad 2


まず驚くのがmonotronの音質。

アナログ音源というか、KORGのこの音源。この艶といったら、iPhone4SやiPad miniでanimoogを起動したぐらいでは到底再現できない。もしかしたらMS-20アプリなら近い音色になるのかもしれないが、あいにくアプリを持っていない。速攻で手に入れたいところだが、いろいろセット販売があったりして買い方を迷っているところ。

とはいえ、AKAIのSYNTHSTATION25では遠く及ばず、animoogでも基本的に及ばないこの艶。だからアナログ音源はシミュレートするのではなく、外部に実音源を持って、それをMIDIで制御するでいいと思う。


そしてmini kaosspad 2。

最初、ずうっとkaossilatorだと思い込んでいた自分。恥ずかしい。
これはエフェクターなのだが、エフェクト具合をXYパッドで滑らかに制御できる。基本的にはDJで使うことを前提にしているものの、ベースに繋いで、足でコントロールすることもできる。そしてこれが最高に狂っている。音質もかなりいい。iPhone/iPadアプリもあればいいと思うのだが、今のところKORGでは出していないよう。他にLiveFXという類似アプリがある。これ実は無料版を随分前に落としていたのだが、デモ音源しか使えなかったのでほったらかしにしておいたのだが、今ひとつプリセットの使い勝手が良くない。まあ使いこなせてないだけなのだろうが、かかりも何かなあ、kaosspadほどの感激がないというか。



2013年7月5日金曜日

ペン大 7月1回目

Human genome printed

 いや〜実に久々の、しかもオルタードドミナントの回を3回も休んでしまったので、かなりヤバい状況を覚悟して行ったのだが、最高!の授業だった。嬉しい。珍しく授業内容を復習してしまった。

特にメモしておきたいのが、語学の例えで、

「ちっちゃい構文だけ覚えて後はベラベラしゃべって何となく骨組みが付いてくれば格好付くだろうといったような感じで」

という哲学的な部分。いかにもバイオロジカルな「生物!」という感じ、ですよねぇ。。う〜ん素晴らしい!

こういう素晴らしいスイッチがあちこちにあるわけですよ。まあ後はしまっとこ。

p.s.
オルタードドミナント、かっこいいわ。


2013年7月4日木曜日

今日のコピー

(かっこつけて可愛い子に振られる少年)

かっこつけるな。

(何かに真剣に打ち込む少年)

かっこよくなれ。

これを見ろ!

的な画像。

Trouble on the Strip

恐れ入った。

出来過ぎたバグ。

iOSのとろける地図*1というバグらしいが、ある種の超漸進的突然変異のよう。普通は大き過ぎる変化は疎まれる結果しか生まないが、稀にこういうエクセレントなことが起こる。100%ないということが"ない"証。

それにしてもすごいよねこれ。

参考記事:WIRED NEWS (US) / WIRED日本版(日本版にはこの画像は掲載されていない)

*1 自分が勝手に言っているだけ。念のため。




2013年7月3日水曜日

コーラヒーの美味しい作り方

夏に向けて、コーラヒーという、いかした飲み物を発見したので、その美味しい作り方をメモ。

  1. 美味しいスペシャリティコーヒーをアイスコーヒーモードで淹れる。
  2. そのままアイスオレにして飲んだり、ストロングモーニングで飲んだりして、ちょっと残しておく。
  3. そのまま散歩に行く(1時間半〜2時間)。
  4. 冷蔵庫からよく冷えたコーラを出して、そのままグラスに注いで飲むべきか、残しておいたコーヒーを飲むか、暫し迷う。
  5. そうだ、コーヒーをちょっと注いで、そこにコーラを入れたら苦みばしって良い感じになるんじゃないかと想像してみる。
  6. ものは試しとやってみる。最初はお試しなので、小さめのコーヒーカップで作る。
  7. 想像した味に照らし合わせながら、恐る恐る飲んでみる。
  8. お、思った以上に美味いじゃないか。じゃあ名前はマシュー・マコナヒーにちなんでコーラヒーにしよう。

本当に美味しいので、ぜひお試しあれ。

2013年7月2日火曜日

オブリビオン



美しい映画。

一言で言うと、オブリビオンはそういう映画だ。

その美しさは、美しい風景や建造物、登場人物とった美術的な美しさと、厳粛かつ透明度の高い、奥行き、広がりのある音楽的な美しさに、登場人物の少なさ、フィールドの狭さ、ストーリーの少なさといった、情報の少なさが、絶妙な、知的あるいは知覚的コントラストを生んでいるからだと思う。

間の美しさ。

まだ一度しか見ていないが、観る者にストーリーを想像で補なわせるので、話の面白さを100%映画から得るのは難しいだろう。だがむしろ、映画であるのに、紙芝居であるかのように、欠けた所がある、そういう足りなさが、逆に引きつける力を生んでいるような気がする。そう、これは何度でも繰り返し、

鑑賞する

ための映画だ。

だから、このBDが出たら、それを観るためのBDプレイヤーを買ってもいいのではないだろうか。いや、今からこれを口実に、伸ばし伸ばしにして来たBDレコーダーを買うべきかもしれない。

劇場: 1,800円(日劇)
評価: 1,800円