これがJAZZ回帰なら、本当にJAZZって凄い。凄すぎる。
いかに自分がJAZZ音痴であるか。
そんな中で唯一素晴らしいソロ回しだけが、ちょうど昨日のペン大で話題に上がっていた隔世遺伝の話のお陰で、これがJAZZか!? と思わせてくれた。
今夜のギグは、ジャズ回帰トリオで六本木サテンドール。ベース井上陽介、ドラム則竹裕之。思い切り弾かせていただきますっ!!! leglant.com/satindoll/
— 渡辺香津美さん (@watanabekazumi) 2013年4月5日
とは聞いていたが、『Havana』で滅多切りにされると、後はただただ半狂乱になって踊り出すのを辛うじて堪えるのが精一杯、2部フィナーレの『Manhattan Flu Dance』は感涙が止まらなかった。
そしてアンコールではなんと客席を一周、しかもなんとなんと、自分の前でせっかく差し出して頂いた指板を、ただミュートしてしまう大失態だったが、ラリーグラハム氏に続いて、大スターの生演奏に超接近遭遇できる日が来るとは、夢にも思わなかった。
人間の無限の可能性が、自分にもあり得るのだ。
そして、香津美さんの、昔とは打って変わって、さすがに還暦を控えてか、その風貌は、はじめ、ちょっと強面に見えたのだが、ドラムの則武さんにお子さんが授かったお祝いの曲を演奏したり、写真をおねだりする人たちに、自ら照明を気遣って場所を移動してくれたり、昔と変わらないお人柄が見え隠れすると、やはり渡辺香津美は渡辺香津美だと、その素晴らしさを間近に感じることができた、本当にスペシャルこの上ないライブだった。
ところで、実はベースの井上さんとドラムの則武さんが、高校時代バンド仲間だったのが、二十数年を経て、お二人ともこのトリオのために香津美さんに直接呼ばれて、二十数年来の再会を果たしたそうだ。
その井上さん。今年還暦を迎える香津美さんの記念イベントで、香津美さんが昔からお持ちのアレンビックに合わせて、井上さんも弦バスからアレンビックのショートスケールに持ち替えて演奏する計画があるそうで、昔スタンリークラークが使っていたアレンビックのショートスケールをお探し中とのこと。
耳寄りな情報(中古お買い得品、直輸入サポートなど)をお持ちの方は、ぜひ井上さんへご一報を。井上さんのホームページはこちら。
今日は迷った末に行くことを決めたわけだったが、自分のアホさ加減を痛感しただけだった。と同時に、自分のいけてない現実を突きつけられた。
ただその原因の99%はそうしていつの時点でも直前までの自分の体たらくさを後悔して自分をdisってばかりいるからだ。もっと前にこう出来たはずだ、と。
それを乗り越えようとしているからこそ、今日、最終的にはこの超絶ライブに行くという正しい決断が出来たわけで、これからもこの古くてどす黒い皮を脱ぎ去りながら、1mmでも前に進んで行こうと思う。
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