2012年8月6日月曜日

ペン大 第26回

内容が濃過ぎてmemoしている暇がない。

1個だけ、ダイアトニック統合表の意味が部分的に分かってきた。この表は、当たり前だが、同じキーについて示している。で、どうして同じキーでまとめるのか疑問だったのだが、自分なりに気づいたこととして、単純に同主長短、つまり同じキーでのメジャースケールとマイナースケール3つの合計4つのスケールをまとめて使うと、扱いやすいですよ、という、ある種定理的なもの。音楽的発見と言ってもいいのではなだろうか。

逆を言えばオレオレ統合表があってもいい。平均律12音で7音を取り出す組み合わせは792通りある。だがその中でも中心的存在あるいは基準的存在なのがメジャースケールであり、3つのマイナースケールなのだ。

想像でいえば、この後スケールが増えていって、その増え方は恐らく、メジャースケールをローテーションした6つのスケール、内1つはナチュラルマイナースケールなので、残り5つ、それにメロディック/ハーモニックマイナーをローテーションしたもの(数は数えてないので良く分からない。他のスケールとの重複もありそうでなさそで良く分からない)、辺りが出てくるのではないかと。

でもそう考えると、ダイアトニック統合表自体、2つのキーを入れている(メジャー用とマイナー用:例えばCとE♭がCとCmになる)だけとも言える。そうなると、じゃあ3つ入れろよとか4つ入れろよ、とかになってくるという方向もありかもしれない。例えばC、E♭と来たので更に短3度上げるとG♭。だがこG♭メジャースケールにはCが入らないので使えない。なので例えば割と近いコード(1音違い)であるGを入れてみる。とこれをCスタートにするとファがF♯(G♭)に半音上がるスケール。これを何と呼ぶのか呼ばないのかは分からないが、D7やG♭m7-5(ハーフディミニッシュ)が出てきたりして面白い。これなら普通にCメジャーべースの曲に使えそうな気がするがどうだろう? 名付けて1-4統合表(Gが5度上なのだが、Gのメジャースケールから見るとCがGの4度上になるので、1度のコードはGの4度であるCmaj7になることから1-4のほうが1-5より良いと思う)。

が、全部X7を使えるように複数のキーをバインドすることは不可能。例えば(C代入で)E7を入れるにはAが必要だが、AメジャースケールにはCは入らない。逆にスケールを無視して、単純にE7が作れるスケール、例えば本当に単純にE7を作るのに足りないG♯(A♭)を入れて、代わりにGかAを無くしたスケール。そうするとG、Aどちらを取っても1つ隣の音との感覚が短3度になってしまうので、ハーモニックマイナーよろしくアラビアン調になってしまうのだが、それだったらハーモニックマイナーからE7を取ってくれば良いということでもあるし、勝手にハーモニックメジャーだと言い切ってしまう手もある。

取り留めない話になってしまったが、結局欲しいコードを並べてスケールを取るなら、本末転倒とまでは言わないまでも、とにかく意味がない。まだブルース調も習ってないし。

ダイアトニック統合表がいけてるツールになればいいわけで、それはコード進行にケーデンスがあるのと一緒で、素材、特に昨今のコピペ文化の中でのそれとして、美味しい音楽の旨味や栄養素になればいいのだが、どことなく旨味調味料で誤摩化してしまう風な感覚がちょっと嫌ではある。

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