2013年5月13日月曜日

渡辺香津美トリオDX

見逃したスパイスオブライフの敵討ちとばかりに、1st/2nd両ステージを観ることが出来た。行く前から「観戦」だと思っていたが、確かにそういう面も多かったと思う。これだけ世界屈指のテクニシャンが3人揃えば、火花が散らないほうがおかしい。

2ndのほうが場所的な問題かもしれないが、良かった。

それにしてもバージルは表情もそうだが、昆虫のような素早い動きと、花火のような爆音で、メカニカルというかSF的というか宇宙人的というか、思わず「てめえうるせえぞ!(笑)」と心の中で笑ってしまった。

情緒とは真反対だが、ここまで堂に入っていると、これはこれで不思議と素晴らしさを感じるから不思議だ。

スパイスオブライフからは、『Period』に始まり、自分が必死に練習しても弾けなかった『City』や大好きな『JFK』を演奏してもらえて「やったね!」という最高の気分だったが、残念ながらジェフがその『City』でソロを取ってくれなかった。もちろん弾いたとしてもレコード通りに弾くはずは無いが。


その僻み根性からか、音程が聞き取り辛かったせいか、昔よりビジネスライクにちょっと感じてしまった。ぜひともライブ盤を出してもらって、このつまらない思い過ごしを払拭して欲しい。

それか、きっとBlueNote東京さんが音や映像を撮っていると思うので、もしそうだとしたら、BlueNote東京を買う、という手もある。自分の手の内に「今」あるわけではないが。


気づいたことだが、先月のサテンドールのJAZZ回帰トリオと同じような曲で、それを考えるとJAZZ回帰トリオの凄さを改めて痛感した。あれもライブ盤を出して欲しい。特にあれを弦バスで弾いていた井上さんの凄さ、あれを後世に音と映像で残さないのは、ある意味罪ではないだろうか。






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