2012年6月16日土曜日

パードン木村 * 椎野恭一 という世界一のデュオ

何をどう書いていいのか分からないので何も書かないでいるのだが、それにしても何にも書いてなかったか?一言も触れてなかったか?という状態なので、これだけは書いておくべき。

先月(2012/5/26)、約1年ぶりに「パードン木村椎野恭一」を観させて頂いた。場所は横須賀にあるかねよ食堂という海辺のcafe。

この演奏の直後、真っ先に浮かんだ言葉が、

「世界最高。」

ぜひともワールドツアーをやってほしい、いや、自分がプロモーターとなって実現したい。

次、6/24(日)横浜  GrassRootsでまた演って頂けるとのことだが、時間が14:00からという、真昼の決闘なので、また違ったテンションで観ることができる。いや本当嬉しい。ありがとうございます!


パードン木村さんの素晴らしさは、何と言ってもその音その物にある。アナログシンセから繰り出される音、それはおかしな言い方だと思うかもしれないが、実に生々しく、アコースティックなのだ。

「生シンセ」

そういう表現がぴったりだと思う。初めて聞いたときは、とにかくぶっ飛ぶばかりで、何がどういいのか自分でもさっぱり分からなかったけど、2度3度とライブを観るうち、音が決定的に違うことが分かってきた。もちろん最後の必殺技、シンセをぶっ壊すっていうのもかなりオリジナリティが高い。

要するにカッコいいんだけど、さらにそのオリジナリティが高くて、そこにいる価値を目一杯高めてくれる幸福感といえば良いのだろうか。そしてそれは、椎野さんのドラムと交わると、さらに絶対的な高揚を呼び起こす。

椎野恭一さんの素晴らしさも、やはり音にある。しかし問題は、椎野さんの音が、ドラムだということだ。

「歌うドラム」

そういう表現がぴったりだと思う。その1つ1つの音に詰まった何かが、無類の音を生み出している気がしてならない。名うてのドラマーの音が金箔なら、椎野さんの音は金(Gold)そのものだ。厚みとか重厚感とか、そういうことではない。もっと根本的な「本物感」。

時に咆哮のようなスネアの迸り。深海に吸い込まれていくかのようなバスドラ。 あとはうまく表現できない。百聞は一見にしかずというが、とにかく一度聞いてほしい。

このお二人のライブが小さな箱で間近に観れるのも、世界的に有名になる前の今のうちだよ!

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