2013年12月26日木曜日

動的な曲


     ♪ = f(x)


曲は、一般的に静的だ。ライブ演奏には即興が加わるが、もしそれを録音したら、それは静的になる。曲として動的かは微妙だ。

動的な曲とは、例えば関数で出来た曲、というのが考えられる。譜面には関数が書いてあり、演奏あるいは再生するたび、何かが違うのだ。それは、関数にはパラメータがあからであり、それを例えば天気や気温のような、常に動的な自然現象を入れる、などすることにより、動的な曲を実現することができるのではないだろうか。善し悪しは別として。

コードを関数と考えることも出来るだろう。曲にはパートがあり、どのパートでどの音を使うか、リズム(拍子とBPM)も合わせて最終的な音を選択し、積み重ね、あるいは混ぜ合わせることで、ユニークな曲が完成するのだから、ライブの即興演奏的な振る舞いを、コードという関数(あるいはもっと直接的に言えばプログラミング上のクラス)としてみることができるかもしれない。

しかしここでメモしたい動的な曲における関数とは、もっといろんな要素が含まれ、再生の度に(原則として)前とは違う曲になるのだ。言ってみれば、パート毎に擬人的で、その感性が関数のパラメータに依存にする。

とはいえ、曲としての一貫性あるいはアイデンティティを持っていなければ、それが特定の曲名を持つには値しなくなってしまうだろう。

関数型の楽曲。

つぎはこれにチャレンジしてみたい。


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