2013年11月23日土曜日

ひさびさのペン大 11月初回

さて夏休みを挟んで初めての復帰。本当にひさびさである。今日実は色々行けない事情が重なったのだが、今日こそ絶対行くと前から決めていたので、それに屈っせず行けて本当に良かった。

その気合いに応えてくれたかのような、やはり最高に楽しい授業だった。先生、ありがとうございます!

20世紀は四度(IV△7)の時代。

分析曲ではトニックが一回しか現れず、IVが各小節の頭に出まくる。曲を特徴付けるので、人によっては第二のトニックともいう?らしい。

今思ったのだが、このIVの時代というのは、あくまでメジャーの話なのか、マイナーもなのか。分析曲のコード進行上はGメジャーだが、マイナーの場合はどうなのだろう?


とはいえ、それは、トニック感を利用した浮遊感というか、幻想感というか、そういったものだと思うので、どう理解するかの問題だと思う。トニックって何?という。

あと、課題曲(分析曲)ではキーGだったので、このIVをIにするとキーCになる。♯が1個減るが、これで行くと曲はどう見えるのだろう?

Gダイアトニック
G△7 Am7 Bm7 C△7 D7 Em7 Fm7-5
Em7 Fm7-5 G△7 Am7 Bm7 C△7 D7

Cダイアトニック(GのIV)
C△7 Dm7 Em7 F△7 G7 Am7 Bm7-5
Cm7 Dm7-5 E♭△7 Fm7 Gm7 A♭△7 B♭7


面倒なので色々省略してしまったが、
まあ、”ダイアトニック環境"に立てば言わずもがなコードが一致しない。

じゃあどうすればコードが合うかと言えば、
”スケールを代え”ればいい。

Gメジャースケールと同じ構成音のままCから弾くとCリディアン。
もしIV度がトニック並みなのであれば、ダイアトニック統合表の中に、リディアンを入れてしまうというのもアリな気がするが。

Cメ(GのIV)/リディアン入り
C△7 Dm7 Em7 F△7 G7 Am7 Bm7-5(メジャー)
C△7 D7 Em7 Fm7-5 G△7 Am7 Bm7(リディアン)
Cm7 Dm7-5 E♭△7 Fm7 Gm7 A♭△7 B♭7(ナチュラルマイナー)
..
..

でもよく見るとメジャーではドミナントであるVが△7になっていて、如何にもまずい。由来するGに沿って機能も移動してIIをドミナントとするしかない? それだとどうなんでしょうね。。。あ、普通に他の階から借りてくればいいのか、つまりメジャーから。

そういえば以前、PrinceのBambiのなんちゃ分析したとき、ブルーススケール(VIIが♭するミクソリディアン)がダイアトニックに入るとか入らないとかいう話があった。

Cメジャー(GのIV)/リディアン、ミクソリディアン入り
C△7 Dm7 Em7 F△7 G7 Am7 Bm7-5(メジャー)
C△7 D7 Em7 Fm7-5 G△7 Am7 Bm7(リディアン)
C7 Dm7 Em7-5 Fm7 Gm7 Am7 B♭△7(ミクソリディアン)
Cm7 Dm7-5 E♭△7 Fm7 Gm7 A♭△7 B♭7(ナチュラルマイナー)
..
..

注)リディアン、ミクソリディアンのコードは自分で拾ったので間違ってるかも。

こうやってモードを追加していくと7階建てメジャーになるが、それが以前言っていたやがて7階建てになるということでもないような気がする。


他にも(一見話が脱線しているようにみえるほど)様々な角度から説明してくれるのだが、それらが基本的に随分前に教えてもらった内容を元にしていて、如何にこれまで基本的なことを教わってきているのかが再認識されると同時に、それらが本当に”基本”であり、こうしてより高度な話の基礎になっていることがよく分かって、その納得感がより理解を深める重しのような役割をしている。いや〜さすがだ。感服。






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